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へら鮒 2018年9月号 へら鮒
2018年9月号

さて、2人目の素敵なアングラーは、本当に嬉しいことに、再び、宮崎まこちゃんの登場です!全国のまこちゃんファンのみさなま、今ここに固い握手を交わしましょう。まこちゃんはもうすっかり本誌準レギュラーです!!実は、これが初の精進湖での釣りとなるまこちゃんには、「留舟があるから大丈夫」と伝え、すっかり安心させていたのですが、なんと頼みの留舟は例会組が占領。これはかなりの大ピンチ。となれば、必然的に湖面へとボートを漕ぎ出すことに…。でも、そこはポジティブシンキングなまこちゃんだけに、逆境をチャンスに変え、ヤマの釣り初挑戦でも、なんの問題もなくマジでたくさん釣っちゃうんです!!

写真:本誌・0&諸 文:本誌・諸

取材協力:湖畔荘
〒401-0336 山梨県南都留郡富士河口湖町精進588-14
TEL:0555-82-2502

広松久水産株式会社
〒 813-0018 福岡市東区香椎浜ふ頭2-3-24
TEL:092-672-1017
http://ikkei-jpn.jp/

みやざき まこ
1989年12月生まれ 埼玉県秩父市在住
モデルおよび映画やテレビとマルチに大活躍中。趣味は当然、へら鮒釣り。さらにはカメラや食べ歩き等々、多種多彩。今回の取材では前乗りして、富士急ハイランドの絶叫アトラクションを全て制覇(お化け屋敷も!)したという、恐いのが大好きなまこちゃん。回転寿司で寿司を食べず、おつまみで一杯飲むのという「つう」な一面も!?
一景イメージガール

初の精進湖、初の舟釣り。
そ・れ・で・も、まこちゃんは釣ります!

【海大和田でのタックル】
竿「独歩」13 尺でいっぱいの両ダンゴ道糸1.0 号、ハリス0.5 号40-50cm ハリ「グラン鈎」6号 ウキ「忠相 S ポジション ミドル」11番。 ボディ11.5cmのPC ムクトップで、エサ落ちは全11目盛中、4目盛沈め

ギルパク!?

「ボートは海釣りで漕いだことあるので大丈夫ですよ」と、まこちゃんは涼しげな顔をしてスーイスイと湖面に舟を進めた。向かったのは釣り人が入っていない「海大和田」である。
「湖では他の魚も多くいて、へら鮒が釣れるの? へら鮒ってどうやって集まってくるのだろう? って思います。 あとは、風も強いし、舟で酔わないのか心配ですね」

これは、釣りを始める前、まこちゃんがヤマの釣りに抱いていたイメージである。確かに、自然の中での釣りはへらがいるのかどうかが心配である。でも、心配しないで、ここ精進湖にはものすごい数のへらがいるんです。とはいえ、さすがにウキが動き出すまではとても心配だったので、「小割」で釣りを続けていた吉田新太郎アドバイザーを特別講師として緊急に迎え、まこちゃんにヤマの釣りのアドバイスをしてもらうことにした。

「SB 彩雲」「SD 蒼天」「MD 粘りのダンゴ」ヤマの両ダンゴは、これで決まりです!
完璧なブレンドながら、その釣れるエサをちゃんと活かしてるのが、まこちゃんの丁寧なエサ付けである。これなら、どこで、どんな釣りをしても、問題なく釣れるはずだ

竿13尺いっぱいの両ダンゴ。エサはもちろん、よく釣れた「新太郎ブレンド」だが、岸近くはジャミが多そうなので、タナまで確実に持たせるために「粘軽うどん」を配合した。

●「SD 蒼天」3
●「MD 粘りのダンゴ」 1
●「SB 彩雲」1
●「粘軽うどん」少々
●水1

本誌・初登場した「逆井HC」での取材時にとても驚いたのだが、まこちゃんのエサ付けはとても丁寧。そして、状況に合わせ、エサの大きさもすぐに変えることが出来る。基本は「小エサ使い」だが、まず寄せを意識したちょい大きめを打つ。「管理釣り場ではいつも小さいエサなんですが、手水で調整したものはちょっと軟らかくバラけるエサだし、いつもより大きく付けてやりへらをたくさん寄せちゃいます」
「ポチャリ」
富士山からの風にさざ波立つ湖面へとエサを落とし込むと、なにやら、エサを目がけて舟下から一斉に出て来きた。これはブルーギルの子どもたち。最初のうちは「可愛い~♡」と得意の「GoPro(動画撮影用カメラ)」で撮影をしていたまこちゃんだったが、この小ギルがエサをつっつきまくりでまったく離れてくれない。ウキは高い位置から「ツンツク、ツンツク」と動き、そして「ズルッ」。勢いよくアワせるとギルがすっ飛んで来た。もう完全にイレパクとなってしまった。

ヤマの釣りはジャミも多い。エサがタナまで持たない、もうひと持ちして欲しい時には、この「粘軽うどん」の粘り気を利用しよう!

ヤマの釣りはジャミも多い。エサがタナまで持たない、もうひと持ちして欲しい時には、この「粘軽うどん」の粘り気を利用しよう!

ウキがナジんでいかないので、エサを10回ほどかき回す。これでも持たないので、さらに10回。指先に粘り気を感じるようになったエサを、さらに綺麗に丸めて、両手で確実丁寧なハリ付けをする。これを打ち込むと、上層でギルがエサをピンポンしているのが見えるが、それでもしっかりと芯残りし、ウキのトップが3目盛ナジむようになった。が、深い位置にもギルはたくさんいるらしく、「カチッ」とアタってまたしてもギルが連発。
「もぉー、やだ!」と、ギルの猛攻に、さすがに心が折れそうだったが、負けじとエサを打ち続けていると、次第にウキの動き方がゆっくり大きく上下動するようになる。これはもしや。ナジみきって「ダッ」という、今までにない強烈なアタリにアワせると、竿は大きく曲がった。へらだ。が、その感動も一瞬。バレた。しかし、へらが寄ってしまえばもうこっちのもの。一瞬、静かになったウキが「ドン」と落とされ、ついに尺級が湖面を割る。

ヤマでの初べらに、まこちゃんの笑顔が弾けた!

「アタリ返し」を鋭くアワせて、良型のダブルを決める!!

ダブル~♡

「へらが寄るとギルはいなくなりますね」

それでも、しつこいギルが混在してるため、時々、エサが持たないということもあったが、そういう時は微妙にさらに大きめのエサを打ち込んでいく。そして、まこちゃんが完璧なのはそのアタリの取り方。ウキをしっかりとナジませつつ、小さなアタリにはまったく手を出さない。決して、不確かな動きには手を出すことなく、「ズバッ」と鋭いアタリだけをアワせていくのだった。これはもう見事のひと言で、講師を務めていた吉田アドバイザーも「まこちゃんはウキの動きにとても敏感、そしてなにより勘がいい。もうひとりで大丈夫だね」と、安心してその場から離れた。

ウケられ「チッ」、すぐに「チャッ」とアタリ返してきた動きにアワセを決める。こうして、高い位置でもそのサワリの長さ、そしてアタリの鋭さで反応するのだった。まこちゃん、マジで釣ります。
「お、重い~」

しばらく竿をタメてもなかなか浮上してこないへらに、膝立ちして応戦すると、これがなんと良型のリャンコ。これには、さすがに驚かされた。

エサ付け、アタリの取り方はもう、まこちゃん完璧です! 「へらはとても綺麗で引きも強い。ヤマの釣りは最高に楽しい!!」

次投もウキは強くサワられた。これは連続で釣れそうだ。ナジみきったウキが「ジワリ」と1目盛返されてきた。
「う~ん、アタりそう…」
「カチッ」

まこちゃんは、とても鋭くて的確なアタリをアワせた。が、空振り。そして、なぜかその「いいアタリ」で、カラが続いてしまうようになる。
「こういう時はエサを小さく付けます」

小エサを打ったが、それでもカラとなってしまったので、次はエサへと手水を打ち軟らかめに調整した。

「ウキの『ヌーヌー』とした動きはよくありません。『モワモワ』もへらが湧いている時によく出ます」

「カチッ」とへらが吸い込むアタリの前には、色んなウキの動きが出るもの。その動きからへらの状態を判断し、エサへと手を加えながら正解を探していくのだ。もう小さなアタリさえも見逃すことはないまこちゃんだけに、次の段階にまで到達しているようだ。

深くナジんだ位置からアタったが、これには手を出さない。そして、湖面に残った3目盛が「ズバッ」と消し込んでしまいそうな強烈なアタリで乗せた。
「前のアタリは、ちょっと『ヌルッ』としていましたよね」

まこちゃん、完璧です!

その後も強いアタリだけに的を絞り、寄りきった良型を次々と釣っていくのだった。

まこちゃん、最高です!

最後に、初のヤマの釣りを心ゆくまで堪能したまこちゃんに感想を訊く。「始めはへらがいるかいないか心配しながら釣っていたので、ウキが動いた時は(ギルだったけど)とても、ドキドキ、ワクワクしてしまいました。自然の湖でこんなにへらが集まって来るとは思わなかったし、アタリはとても鋭く分かりやすかったです。へらの活性がよく、私でもたくさん釣れました。へらは綺麗で引きが強く、とても楽しかったです」

いや、たくさん釣れたのはまこちゃんの腕がいいからに他ならない。

今ここに、とびきり素敵な笑顔で釣りを楽しむ、「ヤマの女神」が誕生した!