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へら鮒 2018年6月号 へら鮒
2018年6月号

2人目の素敵なアングラーは…全国のへら鮒ファンのみなさま、お待たせしました。ついに、とうとう、やっと、本誌に宮崎まこちゃんの登場です。今まで記者やっててよかったー!まこちゃんの本誌初舞台は千葉県柏市にある逆井へら鮒センター。竿8尺メーターを「SD 蒼天」単品の両ダンゴで、いきなりたくさん釣っちゃいます。そこから、自分であれこれと考えながらエサを手直し。周りで例会で頑張っているおじさまたちと競っても、まったく見劣りしない釣りを見せてくれました。まこちゃん、マジで釣ります!!

文と写真:本誌・諸

取材協力:逆井へら鮒センター
〒277-0042 千葉県柏市逆井456
TEL:04-7172-4435

広松久水産株式会社
〒 813-0018 福岡市東区香椎浜ふ頭2-3-24
TEL:092-672-1017
http://ikkei-jpn.jp/

みやざき まこ 1989年12月生まれ 埼玉県在住
モデルおよび映画やテレビとマルチに大活躍中。趣味は当然、へら鮒釣り。さらにはカメラやB 級グルメの食べ歩き等々、多種多彩。最近食べに行ったお勧めの店は新橋にある孔家飯店の山椒利きまくりの麻婆豆腐。辛いのとパグ(愛犬)が大好き♡
一景イメージガール

快晴の3月31日(日)、まこちゃんは、なんと3時間もかけて「逆井へら鮒センター」の最寄り駅へとやって来た。
「へら釣りは午後になると途端に厳しくなってしまいますよね。お昼ご飯を挟むとどうしても釣れなくなるので、なるべく早く来たかったんですけど…」

地元の秩父からは始発の電車に飛び乗っても、9時前になってしまうのだ。しかし、3時間とは、もうこれはちょっとした小旅行。だけど、まこちゃんは疲れなど微塵も見せない。それどころか「早くたくさん釣りたいです!」と、池に着くなり事務所下対岸の釣り座へと向かった。

竿は8尺、メーターダナを両ダンゴで釣る。エサはまず、誰にでも簡単に釣れる「SD蒼天」の単品使い。まこちゃんは非常に手際よくエサを作った。

●「SD 蒼天」3
●水 1

20回ほど軽く練り込み加減にかき混ぜ、水分吸収のために数分放置した後、今度はしっかりと練りを加えて20回かき混ぜエサ持ちをよくした。そして…。

●「SD 蒼天」1

今度は手を熊手状にして、決してお麩を潰さないようによくかき混ぜ仕上げる。タッチはちょいボソっ気があるヤワネバ

まこちゃんお気に入りの「SD 蒼天」。なにより単品でしっかりと持つので釣りやすい。両ダンゴの入門エサとして、ぜひ使ってみてもらいたい

まこちゃんお気に入りの「SD 蒼天」。なにより単品でしっかりと持つので釣りやすい。両ダンゴの入門エサとして、ぜひ使ってみてもらいたい

「前回、逆井へら鮒センターに来たのは真夏でした。アタリがたくさんあってたくさん釣れました。今日は釣り人も多く、その時とは違いちょっと難しいかもしれないけれど、とても楽しみです」

すでに釣り座の9割は埋まっていたが、この状況で果敢にも両ダンゴで釣るのだ。
「浅ダナの両ダンゴはちょっと苦手かな。でも頑張って釣ります。ダンゴは池によって小さいのがよかったり、大きいのがよかったりしますよね。逆井はそこまで大きくなくても元気なへらがたくさん釣れた想い出があります」

実はウドンのセット釣りが好きだというまこちゃん。どこが好きなのと訊ねると、「アタリが大きく明確!」という答えが返ってきた。

長旅(?)の疲れも見せず、まこちゃんは浅ダナ両ダンゴでいきなり釣っちゃいます

長旅(?)の疲れも見せず、まこちゃんは浅ダナ両ダンゴでいきなり釣っちゃいます

池には春をとおり越した初夏の日差しが強く差し込んでいて、「少々暑い」と感じるほど。例会も多く入りフラシが下りているため、昼からはまこちゃんが危惧する「厳しい状態」になってしまうことだろう。「それなら、午前中に釣れるだけ釣っちゃおう!」ということで、エサ打ちを開始したのはいいけれど、水面へと立ち上がったウキが微妙に左手へと流されている⋮。風流れだ。しかし、まこちゃんがこんなことでくじけるはずもなく、さらに強く吹き始めた右手からの風を利用するように、ひょいとエサを右側からとても上手く打ち込むのだった。
「ポチャリ」

ちょい沖めへと打ち込まれたエサは、すでに厚く寄って来たへらの攻撃に耐えながらタナまで持っているようで、水面にはウキのトップ先端から2目盛めが見え隠れしている。
「この『SD蒼天』単品という軽めのエサですが、こうして確実に持たせることができます。エサが芯残りし、最後の最後にきちんとアタってくるので、とても安心して使えます。手触りもとても滑らかで指先にベタつき感もなく、とても使いやすいんです。でも、これからはエサも自分で色々と考えながらブレンドして釣ってみたいかな」

そんなへら鮒釣りの面白さが分かりかけてきたまこちゃんだけに、釣れないわけがない。ウキへと目を向けると、高い位置から強くウケられている。エサを打ち込んでからのウキの動きで「釣れそう」、「釣れなさそう」という状態を素早く判断することが出来るだけに、釣れなさそうな動きが続くと「ちょっとムズイです⋮」と、左のほっぺを膨らました。

へらの活性はさらに高くなり、ウキは「ピコピコ」と突き上げられたが、それでもトップの先端1目盛が水面に残る位置までナジんだ。エサはしっかりと持っている。そこから「フカフカッ」とウキが持ち上げられた。これはアタりそうだ。

「カチッ」で、ヒ〜ット!

とても元気な逆井べらが強烈に竿を引く。が、そこはまこちゃん、しばらくその強引に耐えると、徐々に竿を起こしながら沖めでへらの顔を出し空気を吸わせると、そこからは竿を大きく後方に上げ、なんなく元気べらをタマ網へと引き寄せ収めた。
「このエサは本当によく釣れます!」

そこからも快調に竿を絞っていたまこちゃんが、いきなり「暑い!」と、上着を脱ぎ腰に巻いた。そして、これを合図に、まこちゃんと逆井べらのマジな戦いが始まるのだった。

「うーん、カラツンですね…。ナジむんですが、ナジみきってしまうとウキが静かになってしまいます」

ウキが立つ位置の水面直下へと、たくさんのへらが見えてくるようになる。ウキは強く動くが、今までみたいに頻繁にアタらなくなってしまった。そして、アタっても空振るという状態が続く。次第にウキの入り方が遅くなり、ついにはナジまないようになってしまった。
「どうしよう…」

「エサがちょっと『パサパサ』してきた」と、少量の手水を打ってかき混ぜる。

まこちゃんのエサ付けはとても丁寧。両手の指を使ってしっかりとエサを包み込むように圧を加える。
「ちょっとウキが『モヤモヤ』としているだけだから、エサを小さく付けてみます」

といっても、まこちゃんは最初から比較的小エサで釣っていた。ここでさらに小さく。こうしてエサの量をコントロールして、これ以上へらを寄せることなく釣っていくと、これが見事に決まった。

1.「SD蒼天」は完璧なベースエサです♡ 2. エサ付けは両手できちんと丁寧 3. 小エサで釣っていきまーす

「へらがさらに湧いてしまうような時は、もっと小さくして釣っていきます」

まこちゃんは小エサ使い。これがたとえ軟エサでも、その丁寧なエサ付けと柔軟な振り込みで「フワリ」と浮かせて目的地点にきっちりと打ち込む。
「エサがちょっと粘ってきましたね」

ウキの動きが大人しくなった。すると、ここでエサへと手直しを加える。「バラケダンゴ」をカップ半分ほどを入れエサへと絡めた。これでバラケ性が復活。「バラケダンゴ」は軽く、エアも多く含ませるため、エサ自体の比重を変えることなく開かせることが出来る。もし持たなければ手水で簡単に持つように調整することも可能なエサなのだ。

これでへらの寄りが再び厚くなると、いきなり連続してアタってきた。

午後になると食欲旺盛なへらはあらかたフラシに入ってしまい、午前中のように釣れなくなるのは仕方がないこと。が、さすが逆井、まこちゃんの心配をよそに、昼食後もウキはすぐに動いた。1枚目から良型が強引する。

まこちゃんはインスタグラム用にと、「GoPro(動画撮影用カメラです)」をセットし、次々とインスタ映えするへらを釣りながら、とても器用に撮影した。

1. インスタグラム用にと動画撮影。「GoPro」をセットします 2. 時にはこんな感じで、釣りをしながらも撮影します

「ダブル~♥」まこちゃん釣りすぎです!!

小エサでへらを無駄に湧かせることなく、さらにはしっかり丁寧なハリ付けで、エサを確実にタナまで持たせて釣っていく。これが出来ればおのずと釣果はついてくるのだ

「アタリが大きくなってきましたよ!」

ナジみ際に「チャッ」と鋭く落とされたが、残念ながら空振り。これは悔しい。
「うーん、小さくアタったけど釣れません。へらはたくさんいるんだけれど、なんだろう乗ってこない」

そこで次の手直しは、手水で軟らかくしたエサにカップ半分の「セットダンゴ」を絡めた。この「セットダンゴ」の軽くほどよい粘り気を利用して落下速度をゆっくりさせ、ナジむ直前のアタリで確実にヒットさせるのだ。ウキは強く「フカフカッ」として「チャッチャッ」。いきなり小気味よくアタリ返してきた。

「ダブル〜♡」

完璧なエサの手直しで、
午後も快調に釣る

なんと、まこちゃんの見せ場は、「釣れなくなる」と心配していた午後からだった。リャンコ、そしてこんな大型まで釣るのだから、取材している方も驚くばかり

隣にズラリと並ぶベテランへら師たちも、「あっ!」と驚くリャンコを決めた。そして、ウキの動きは活発となり、毎投のように「ズバッ」と強烈に入って、今日イチの大型もなんなく仕留めるのだった。さらに次々と竿を絞るその姿に、感激した対岸の釣り人から声援が送られるほど。逆井へら鮒センターには、まこちゃんが釣る度に「まっこちゃ~ん!!」という親衛隊並の野太い声が響き渡った。

まこちゃん、ものすごく釣ります!

最後に感想を訊く。
「春だけに真夏と違いへらが水面にたくさん湧くこともなく、すごく釣りやすかったです。自分でなんとかエサの手直しも出来ました。でも、もっと練習しないと⋮。へら鮒釣りって、なぜかよそ見をしているとアタることが多く、もっと集中して釣りをしなければいけませんね。素敵なロケーションで気持ちよく釣りが楽しめました。逆井へら鮒センターには、ぜひまた遊びに来たいです」

まこちゃんは両ダンゴの釣りを心ゆくまで堪能。短い時間であったが、とても濃密な春の釣りであった。